九段に住んでいたとき、千代田区の人口は4万人程度だった。あれから15年、今や5割増の6万人超だという。
東京都、いや都心3区への人口集中がこれからさらに加速するのだそうだ。
とは言っても、その主たる層は高齢者。25年後の2045年には、75歳以上が3割近くを占めるという。
「そんな年寄りばっかりじゃ困るねえ」瞬時そう思ったが、その「年寄り」とは私自身に他ならないことに気づいて愕然とした。2045年、我々の年代は後期高齢者に仲間入りするのだ。
サラリーマン社会には、役職定年なるものがあるという。55歳で昇進が止まり、その後はヒラ社員として定年まで勤務するというのが一般的のようだ。
先日参加した高校の同窓会でも、そんな話がちらほら出ていて驚いた。「えー、定年だってえ⁉︎
私の周囲には、サラリーマンが極端に少ない。定年なんて言葉が出ることは、これまで一度もなかった。
いまだに「仕事に恋に♪」と学生気分が抜けない私を尻目に、同級生諸君は老境に向けて、着実に意識を傾けていたのだ。
これまで「人口が減ろうと、年金が破綻しようと関係ねえよ」とうそぶいていたが、意外とこれは、我が人生戦略における死角だったかもしれない。
「定年」をひとつのマイルストーンとしてとらえることは、私のような自儘人にとって大事なことのように思えてきた👺
31PTONmCkjL._SX302_BO1,204,203,200_